「『機動戦士Zガンダム』に登場する機体」ランキング
『機動戦士Zガンダム』は、1985年から1986年まで放送されたテレビアニメで、『機動戦士ガンダム』の続編にあたります。
『機動戦士Zガンダム』では、『機動戦士ガンダム』で描かれた一年戦争から、7年経過した宇宙世紀0087年が舞台となっています。
一年戦争において、ジオン公国軍に勝利した地球連邦軍内部には、エリート部隊である「ティターンズ」が創設されました。急速に勢力を拡大する「ティターンズ」に反発する軍人らによって組織された「エゥーゴ」には、かつての「シャア・アズナブル」が「クワトロ・バジーナ」と名前を変えて、加わっていました。「エゥーゴ」が「ティターンズ」の拠点に襲撃を加える中で、主人公の「カミーユ・ビダン」は戦争へと巻き込まれていきます。
その後、「エゥーゴ」と「ティターンズ」の抗争に、ジオン公国軍残党の一部により結成されたた軍事組織「アクシズ」が加わり、戦況は複雑な構図となっていきます。
本作では、多数の可変型MSや可変型MAが登場するため、ガンプラにおいても、様々な可変機がキット化されています。
「ゼータガンダム」は、物語後半の主役機であり、ガンダムタイプとしては、初の可変機である。本機は、その可変機構により「WR」形態への変形を可能としている点がが大きな特徴であると言える。ここでは「MG」と「HGUC」、「RG」について、それぞれ1キットずつ紹介する。
「MG」については、「MG ゼータガンダム Ver.2.0」を紹介する。MGのキットであることから、差し替えなしで「WR」形態への完全変形を実現している。
「MS」形態と「WR」形態で良好なプロポーションを両立しており、高いレベルでまとまっているキットとなっている。 武装としては、ビームライフル、ハイパー・メガ・ランチャー、ビームサーベル×2、シールドが付属する。そのほか、カタパルト型の専用ディスプレイベースが付属する。
「HGUC ゼータガンダム」では、「WR」形態への変形は、差し替えとなっている。変形は差し替えとはなっているが、その分、プロポーションが重視されており、「MS」と「WR」の両形態で、最もバランスのとれたプロポーションを実現しているキットであると言える。
「RG ゼータガンダム」は、1/144スケールで、完全変形を実現した意欲的なキットとなっている。「MS」、「WR」両形態でのプロポーションも良好である。ただし、1/144スケールでの完全変形を実現した代償として、変形時の破損報告が多く見られるなど、課題の残るキットでもあると言える。
価格 | 定価は、MG:5,000円、HGUC:1,600円プラス税、RG:3,000円+税 |
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評価 |
「百式」は、クワトロ・バジーナの搭乗機であり、金色の外装と肩に描かれた「百」のマーキングが特徴である。
「MG 百式Ver2.0」は、完全新規のキットであり、「MG 百式」とは異なり、つや消しの落ち着いたメッキとなっており、非常にカッコよく仕上がっている。なお、カメラアイのパーツは、「通常」、「デュアルアイ」、「走査線」の3種類が付属し、差し替え可能となっている。
武装としては、ビーム・ライフル、クレイ・バズーカ、ビーム・サーベル×2が付属する。百式のキットとしては、決定版と言える出来である。
「HGUC 百式」は、新生REVIVEとして完全新規のキットとなっている。「HGUC 百式」と比べて、プロポーション、可動域ともに向上しており、おすすめのキットである。
本キットは、メッキ仕様ではなく、特徴的なゴールドの機体カラーは、メタリック成形色での再現となっている。
なお、カメラアイのパターン(通常、デュアルアイ、走査線)は、MG同様の差し替え式ではなく、ホイルシールによる選択式となっているので注意が必要。
武装としては、ビーム・ライフル、クレイ・バズーカ、ビーム・サーベル×2が付属する。
価格 | 定価は、MG:6,800円+税、HGUC:1,800円+税 |
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評価 |
「ガンダムMk-II」は、物語前半の主役機であり、前作の主役機である「ガンダム」の発展型の機体であるとされる。
「MG ガンダムMk-II Ver.2.0」は、プロポーション、可動ともに優れており、おすすめのキットである。
武装としては、ビームライフル、ハイパー・バズーカ、頭部バルカン・ポッド、ビームサーベル×2、シールドが付属する。
「HGUC ガンダムMk-II」は、新生-REVIVE-のキットとなっており、プロポーション、色分け、可動ともに優れたキットとなっている。手頃な価格で、クオリティーの高い「ガンダムMk-II」が手に入るので、おすすめである。
武装としては、ビームライフル、ハイパー・バズーカ、頭部バルカン・ポッド、ビームサーベル×2、シールドが付属する。
「RG ガンダムMk-II」では、RGで初めて、アドヴァンスドMSジョイントに2色の成型色が使用されており、フレーム部の情報量と質感が向上している。また、フレーム組み立て後に、外装をはめるという組み立て工程が採用されていることから、MSをフレームから組み立てるリアリティを楽しめるキットとなっている。
また、バックパックやひざ裏間接部の「伝達パイプ」は、布製パーツを使用することにより、質感豊かに再現されている。武装としては、ビームライフル、ハイパー・バズーカ、頭部バルカン・ポッド、ビームサーベル×2、シールドが付属する。
価格 | 定価は、MG:4,000円+税、HGUC:1,500円+税、RG:2,500円+税 |
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評価 |
「キュベレイ」は、ハマーン・カーンの搭乗機である。劇中では、多数のファンネルを操り、クワトロ・バジーナの乗る「百式」」を圧倒したほか、パプテマス・シロッコの操る「ジ・O」」と互角に渡り合った。他のMSとは、一線を画す独特なデザインから、根強い人気のある機体である。
「MG キュベレイ」は、MGとしては、古いキットではあるが、プロポーション、色分けともに優れている良キットである。人気機体であるにもかかわらず、長らく、Ver.2.0が発売されないことからも、出来の良いキットであることが分かる。
武装としては、ファンネル×10、ビームサーベル×2が付属する。
「HGUC キュベレイ」は、新生-REVIVE-として、新たに完全新規に設計されたキットとなっている。プロポーションは、最新のフォーマットにより、大胆にアレンジされている。可動、色分けともに良くできており、組み立てやすいため、おすすめである。
武装としては、MG同様、ファンネル×10、ビームサーベル×2が付属する。
価格 | 定価は、MG:4,000円+税、HGUC:1,800円+税 |
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評価 |
「ジ・O」は、パプテマス・シロッコの乗機である。劇中のクライマックスでは、カミーユ・ビダンの乗るZガンダムと最後の死闘を繰り広げ、Zガンダムに敗れることとなる。
「MG ジ・O」は、元となっている機体が大きいことから、本キットもボリュームのあるものとなっており、定価は、MGのガンプラとしては、最も高額なものとなっている。
プロポーションは悪くはないが、色分けやキットの完成度については、MG史上最も高額なキットであることを考えると、残念ながら褒められるものではない。でかくて迫力のある「ジ・O」を求めているなら、おすすめできる。
武装としては、ビームライフル、ビームサーベル×2が付属する。隠し腕も含めると、全部で4本の腕があるにもかかわらず、ビームサーベルは2本しか付属しないので、注意が必要である。
「HGUC ジ・O」は、MG同様、ボリュームのあるキットとなっている。MGに比べ、場所をとらず、手頃な値段で、手軽に組み立てられるという点では、こちらの方がおすすめである。
武装としては、ビームライフル、ビームサーベル×4が付属する。なお、MG同様、隠し腕のギミックが再現されているが、ビームサーベルはきちんと4本付属している。
価格 | 定価は、MG:1,2000円+税、HGUC:2,400円+税 |
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評価 |
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